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男性看護師の割合とこれからの動向について

割合や推移について

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男性看護師の数は年々増えている

以前に比べて男性看護師の数は増加していますが、これは患者さんの移動など力を必要とするものも多く「男性の力を借りたい」という意見や「身の回りの世話は男性看護師にしてもらった方が気楽だ」という男性患者さんからの要望になるべく応えたい、という病院が増えてきたからです。
男性看護師が増えるきっかけは2002年に4年生の看護学部が大学に加わり、看護師という職業がより一層身近になったからだと言われています。また、病院やクリニックなど臨床現場で看護師として働くほかに、大学や企業などで研究職や教員に就いたり訪問看護ステーションを起業したりなど、多彩な形で働ける環境が向上心豊かな男性のモチベーションアップに繋がり、増加の一因になっていると考えられています。

看護師の男女比率

男性看護師の割合を詳しく見ていくと、2004年の男性看護師の数は31,594人でしたが、2014年には73,968人と2倍以上増えていることが分かりました。ですが、男性看護師の数が増えているといっても、全体で見てみるとわずか5%ほどなので、人数が増えたという実感はないかもしれません。力仕事が多い介護施設では男性看護師が増えてきたと感じることはあるかもしれませんが、割合から見ても女性看護師の方が圧倒的に多いため、どこの病院に行っても女性看護師が対応する光景が当たり前になっています。
ただし、それは沖縄県以外。沖縄県の男性看護師の割合は12%、と全国一を誇っており、女性看護師に比べて人数は少ないものの、男性看護師がいる環境が当たり前となっています。これは「看護師は女性の仕事」という固定概念がないことや地方の仕事不足が大きく関係していると考えられています。

男性看護師の需要と供給

病院ではまだまだ女性の割合が多いものの、介護施設など力を必要とする現場では男性看護師の数が増えてきています。「安定した移乗ができる男性の方が安心できる」といった声も多く聞かれるようになってきたため、男性看護師の需要の高さを感じることがあります。高齢の女性患者さんなど男性看護師対して不安を感じている人もいますが、最近はだいぶ軽減されつつあるため、男性看護師の需要と供給は安定してきていると言えるでしょう。

求人の現状

求人情報を見ていても「男性看護師」に限定して募集しているところはほとんどありません。ですが、数が少ないとはいえ男性看護師は確実に存在しており一般的にも浸透しつつあるため、男性だからと言って諦めることはありません。ですが、「性別が不問だったから応募したのに、実際には書かれていないだけで募集していたのは女性看護師のみ」という場合もあるので、男性看護師が勤務先を探すのはそう簡単ではないのが現状です。

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