どのような役割があるのか
トラブルなどの調整役
男性と比べてホルモンバランスが不安定な女性は感情の起伏にもムラがあります。そのため、職場全体でミスが続いていたり気の合わない人同士の勤務日が重なったりすると職場の雰囲気が悪くなってしまいます。雰囲気が悪くなると「話しかけづらい」というような理由で報告遅れなどの弊害も出てしまうため、職場の雰囲気は良好にしておきたいところです。そんなときに頼りになるのが男性看護師です。感情にムラがある女性看護師が間に入ると雰囲気を悪くしている人につられてしまい、感情のままに怒鳴ったり威圧的な態度を取ったりするためなかなか解決に至りませんが、男性看護師はあまり感情に左右されずに冷静に対応できるのでトラブルの仲裁役に最適です。
女性とは違った視点の考え方
男性と女性では物事の見方や考え方が大きく違います。それは、男性は「論理的に物事を分析し整然と処理するタイプ」ですが、女性は「感受性が豊かで直感や感覚で判断するタイプ」だからです。女性とは違った視点で意見を伝えるため、思いもよらない発見をしたり小さなことに気付いたりすることがあります。
コメディカルスタッフとの連携
病院で働いていくためには医師や看護師だけでなく、理学療法士や作業療法士、薬剤師などのコメディカルスタッフとの連携が欠かせませんが、機嫌の悪い看護師や殺伐とした雰囲気の職場にはなかなか声をかけにくいので、報告ができないばかりかトラブルに発展してしまうこともあります。そのような場合は、男性看護師がその窓口となって対応します。
力仕事で重宝される
脳梗塞などで手足に麻痺がある患者さんは自力で立つことや移動することが難しい場合があります。その場合は看護師が介助しますが、患者さんの体を支えながらベッドから車いすに移乗させるにはかなりの力が必要です。男性看護師と比べて力が弱い女性看護師は安定性に欠けてしまうため、「男性看護師の方が安心できる」と男性看護師にお願いする患者さんも少なくありません。
男性患者さんの対応
性別的な問題で女性看護師ではなく男性看護師に対応してもらいたいと思っている男性の患者さんも少なくありません。女性看護師には言いにくいことも性別が同じ男性看護師には相談したり依頼したりしやすいからです。
また、患者さんの中には男性というだけで権威性を感じて従ってしまう人もいます。そういったタイプは女性看護師の説明や指示を一切聞かず、医者や男性看護師の言うことしか聞かなかったりするので、男性看護師が対応することがあります。
男性看護師同士の精神的な支え
年々増えてきているとはいえ、男性看護師はまだまだ少数です。ひとつの診療科に男性看護師は1人、というのも珍しくありません。そのため、男性看護師が1人入ってくるだけで心の底から安心できますし、悩みも分かち合えるので精神的な支えにもなります。
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