男性看護師が「つらい」と思う悩みとは？

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女性患者さんから拒否される

男性看護師としてつらいのは女性患者さんから拒否されることではないでしょうか。女性看護師が男性患者さんをケアするのはそれほど問題視されることはありませんが、女性患者さんの中には男性看護師にケアされることに恥ずかしさを感じてしまい、「男性だから」という理由で断ることもあります。

人間関係が築きにくい

女性が多い職場だと人間関係のトラブルが起きやすくなります。それは、女性はグループでいることや人の噂話をするのが好きだからです。そういった女性の特性を理解せずに接してしまうと、いつの間にかグループの派閥争いに巻き込まれていたりトラブルに発展したりしてしまうので注意しましょう。
そのような事態にならないためには、すべてのスタッフに平等に接することや噂話をしている場には行かない、など自分で防衛することが大切です。

他の職種と比べて出世しにくい

女性が多いので仕方がありませんが、主任や係長、師長といった管理職に女性が就いていることが多いため、男性看護師が少ない病院では出世しにくいかもしれません。そのため、営業などのサラリーマンと比べて昇給が少なく、給与も上がりにくいなどのデメリットもあります。

力仕事ばかり任される

意外と力仕事も多いため力のある男性看護師は重宝されていますが、体格の良い患者さんの移乗や入浴の介助ばかりを任されてしまうことがあります。いくら力があるとは言っても体力には限界がありますので、そのような患者さんばかり任されていては疲れてしまいます。

男性専用の部屋が少ない

男性看護師の数は増えつつありますが、男女が同じ比率となっている病院はほとんどありません。どの病院も女性の方が圧倒的に多いため、男性看護師用の更衣室や休憩室があっても狭かったり病棟から遠かったりなど不便さを感じてしまうこともあります。

男性看護師のために作られた団体もある

「看護師は女性の仕事」というイメージが強いせいか、男性看護師は物珍しい視線で見られることがあります。ですが、男性看護師だからこそ役に立てることもたくさんありますし、つらいことばかりではありません。悩みがなかなか解決しないようなら男性看護師が悩みを共有するために作られた団体を利用してみましょう。
2014年に立ち上げられた「全国男性看護師会」はまだ歴史の浅い団体ですが、積極的に交流会やセミナー、ナースマン・スクールを開催して、男性看護師特有の悩みや不安の軽減を図ったり職場の環境改善に取り組んだりなど、様々な活動をしています。